ブランド構築、イノベーション創出、売上アップ、
顧客獲得につながるビジネスモデル

 近年、環境問題への対応を大きな成長の機会と捉え、環境負荷低減と経済成長を同時に達成する新たな環境ビジネスモデルの創出が注目されており、「サーキュラーエコノミー*」と呼ばれる、資源の効率的・循環的な利用を図りつつ、ブランド構築、イノベーション創出、売上アップ、顧客獲得など、企業が取り組むべき経営課題も解決することで、付加価値の最大化を図る経済活動が普及しつつあります。また、サーキュラーエコノミー型ビジネスを推進する上では、ルール・規制づくり、ユニークな共創、情報の流通経路創出、取組を可視化するブランディング活動といった経営戦略の構築が必要不可欠です。
 本セミナーでは、サーキュラーエコノミーの実践企業によるブランドイメージ浸透、売上アップやESG投資に繋げるためのデザイン経営やブランディングの在り方について、サーキュラーエコノミーやデザイン経営の先駆者、実践企業の講演を通じて、ブランド構築やイノベーション創出の工夫例、知財戦略など、今日的な視点に沿った環境ビジネスの展開・飛躍の在り方や取組ポイントについて学びます。ご関心のある方はぜひご参加ください。



※サーキュラーエコノミー(循環経済)
 廃棄されていた製品や原材料を「資源」と考え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化などを通じて付加価値を生み出す経済活動。活動により資源・製品の価値の最大化や資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指す。

プログラム
※進行により時間は若干変動する可能性がございます。

前半:14:00~15:45

サーキュラーエコノミー、デザイン経営の最前線

基調講演-1

「循環経済で革新する地域経済」

張田 真 氏
(ハリタ金属株式会社 代表取締役)
基調講演-2

「デザイン経営が導く中小企業のブランディング、イノベーション」

近藤 清人 氏
(株式会社SASI 代表取締役CEO/ディレクター/デザイナー)

後半:15:55~17:00

サーキュラーエコノミー型のビジネスモデルの取組事例

「廃棄物ゼロのおもてなし―
ホテルのアメニティグッズのリサイクルシステム構築―」

大槻 務 氏
(一般社団法人アメニティ・リサイクル協会 代表理事/株式会社東京マツシマ 代表取締役社長)

「老舗染色加工会社が手掛けるアップサイクル布積層新素材NUNOUSⓇ(ニューノス)」

姫井 明 氏
(セイショク株式会社 代表取締役社長)
質疑応答

「サーキュラーエコノミー型ビジネスの躍進ポイントとは」

張田 真 氏
(ハリタ金属株式会社 代表取締役)

近藤 清人 氏
(株式会社SASI 代表取締役CEO/ディレクター/デザイナー)

大槻 務 氏
(一般社団法人アメニティ・リサイクル協会 代表理事/株式会社東京マツシマ 代表取締役社長)

姫井 明 氏
(セイショク株式会社 代表取締役社長)

サーキュラーエコノミー×デサイン経営セミナー

サーキュラーエコノミー型ビジネス推進のススメ

ブランド構築、イノベーション創出、売上アップ、顧客獲得につながるビジネスモデル

講演者プロフィール

ハリタ金属株式会社 代表取締役
張田 真 氏

 富山県高岡市に本社を構える総合リサイクル業者。経済産業省実証事業及びNEDO事業で開発した、破砕した金属混合物をコンベアに乗せてレーザー照射することで合金の種類を素早く識別・選別できる「LIBSソータ」を用いて、東海道新幹線の廃棄車両を新規製造される車両部材への原料として供給する水平リサイクルシステムを確立。
 経済産業省 産業構造審議会 小型家電小委員会 委員、経済産業省 循環経済ビジョン研究会 委員、富山大学 非常勤講師など、様々な要職も歴任。現在、内閣府の戦略イノベーションプログラムSIP「サーキュラーエコノミーシステムの構築」のサブPD(プログラムディレクター)を務めている。

株式会社SASI 代表取締役CEO/ディレクター/デザイナー
近藤 清人 氏

 1979年兵庫県丹波市生まれ。 西日本を中心に100社を超える中小企業のブランド戦略に携わる。「アイデンティティデザイン」という独自手法で中小企業の価値を引き出す「デザイン経営」のサポートを行い、中小企業だからできる新たなデザイン経営を実践し続けている。
2021年より近畿経済産業局主催「関西デザイン経営プロジェクト」に参画し、デザイン経営による伴走支援を実施。各地の経済産業局や財務局、メガバンクや地銀、保証協会などと連携し、地域の中小企業の再生計画やビジネスモデル再構築に尽力する。著書に『強い地元企業をつくる 事業承継で生まれ変わった10の実践』(学芸出版社)。

一般社団法人アメニティ・リサイクル協会 代表理事
株式会社東京マツシマ 代表取締役社長
大槻 務 氏

 宿泊事業者における歯ブラシ、ヘアブラシなどのアメニティグッズ(ワンウェイプラスチック製品)を、適切に水平リサイクル資源として活用することで環境課題に取り組み、アメニティグッズの品質向上と宿泊業に関わる業界全体の発展を図ると共に、水平リサイクルを行う宿泊施設を支援することを目的に2022年11月に設立した一般社団法人。大手の宿泊事業者、アメニティグッズ商社やメーカーにより構成される。
 現在、同協会が中心となり、使用済アメニティグッズの回収から原料化、再製品化までのリサイクルスキーム構築及び製品ガイドライン作成を実践することで、持続可能なアメニティグッズの提供を進めている。大槻氏は、アメニティグッズ商社の代表者として同協会の代表理事を務める。

セイショク株式会社 代表取締役社長
姫井 明 氏

 1880年に倉敷市で軍服生地の織物製造として創業し、以来140年間、一貫して繊維業を営み、近年ではワーキングユニフォーム生地の染色を主力とする。
 姫井氏が2012年に31歳で11代目代表取締役社長に就任した際に、新規事業部門を立ち上げ、規格外品をはじめとする自社で廃棄される布を材料として、熱可塑性樹脂フィルム(さとうきび由来など)をミルフィーユ状に交互に重ねたアップサイクル素材「NUNOUS®(ニューノス)」を開発。木目や大理石のような有機的な模様の意匠性の高い素材として、高級ホテル、有名企業のオフィス、商業空間など、様々な建築やインテリアのシーンで採用されている。なお、製造方法について特許を取得するほか、海外10ヶ国以上で商標を取得し、海外でもパリにエージェントを置きグローバルな販売展開を進めている。